今夜は画像が見たいという声をいただきましたのでパペットについて書いてみます。
ケロミンを最初に作ろうと思ったときにイメージしたのは、カエラーならご存知のプレイトーキンでした。カエル界標準パペットとでも呼ぶべきもので、トイザラスで通常2499円で売っています。プレイトーキン↓緑が標準色
一時期製造元の都合で販売中止になったときは、オークションで3万円の値段がコンスタントに付いたほどの人気商品です。このパペットの人気の秘密を分析すると、
1,ぬいぐるみの類としてはリアルである。
2,人を喰った感じがする。
3,カエル好きが見ると可愛い。
4,値段の割に製造品質が良い。
5,適度な大きさで存在感がある
これらの点が挙げられます。ケロミンのパペット部分としてはプレイトーキン以上の魅力がある商品にすることを第一の開発の目標に掲げました。
各項目について更に述べると、
1,リアルさについて、世間に出回っているぬいぐるみは、業界の外の人間から見るとリアルを意識しているとは思えず、プレイトーキンもまだまだ60点程度であるが、相対的に優れている。
この点に関しては可愛らしさを妨げない範囲で最高水準のリアルさを狙う。
2,人を喰った感じ。この点は私はプレイトーキンにほぼ満点を付る。
次の可愛さと相反する要素があるのでこの点はプレイトーキンに譲る。
3,可愛らしさ。これは感性にもよるが、最高水準を狙う。
4,製造品質と価格。価格は内部に楽器を組み込むことと、販売量で世界展開しているチェーン店の商品と比べるべくも無いので比較しない。製造品質は同等以上を狙う。
5,大きさはプレイトーキンと同程度とする。
↑窓の外を眺めてもの思いに耽るケロミン。
ひとことで言って「リアル可愛い」を目指す。
プレイトーキンを「アメリカンフロッグ」とするなら、ケロミンはリアルでありながら繊細な可愛らしさを持つ「ジャパニーズフロッグ」にする。