昨日「好きっていうのは行動の最大の原動力だね!」とのコメントをもらいました。
このことは今回ケロミン開発にGOをかけるか否かに関わったことだったのです。
私はかつて自動車会社で車の開発の仕事をしていたのですが、どうしても創りたいものがあってお世話になった会社を後にしました。その後自分で電子機器の開発をするベンチャー企業をおこしました。それからが今日のテーマです。
経済的な基盤が弱いと、普通は手堅く儲けることを考えます。自分が得意で儲かりそうなことを始めるのです。私もその例に漏れず、自分の得意分野が生かせてそこそこ儲かりそうな事業の種を見つけて、その分野の製品を開発するということをいくつかやってきました。そうすると、その事業を始めるきっかけになった案件をこなして目論見の何割程度かは収入になるのですが、その後が続かないのですね。
良い仕事をすれ仕事の案件は続くことが多いですが、一番の問題は自分の意欲、モチベーションなのです。好きでないことに力を注ぎ続けるのは私の場合は3年ぐらいが限度のようです。稼ぐためにそんな仕事をしていると、自分の精神にコレステロールが溜まるような感じで活力が失われ、自分自身が消耗してくるのを感じるのです。本来の自分のミッションを果たすための経済的な基盤作りなのだと表面意識では思うのですが、心底からの力が湧いてこないのです。人間は目に見えない諸法則に則って生きているものであって、力が湧いてこないということは、生き方に無理がある。極論すれば生き方が間違っていると思うに至ったわけなのです。
人生は目的地に到着することだけが目的では無いのですから、そのプロセスにおいても自分が幸福でないことには周囲を幸福にすることだって出来るはずはありません。
そんなわけで心から好きなことを仕事にしようと考えました。
サラリーマンであったころからこれまでにいろいろなものを開発してきました。
しかし自分が好きなものを好きなように開発しだしたのは、仕事としては初めてのことです。もちろん将来買って下さるお客様を想定してはいますが、まずは自分が本当に納得できる欲しいものを創る。そういう方針で開発をしています。
おかげで毎日楽しく仕事をしてます。私はケロミンファンの第一号であり、ケロミンの完成を誰よりも私が一番心待ちにしているのです。